株主優待にはカタログギフトやその企業が販売している飲食品などが一般的にありますが、中にはQUOカードが優待品になっている銘柄もあります。
僕自身も2022年から株主優待を目的とした株式投資を始めましたが、色々調べてみる内に、QUOカードが優待が結構お得だということに気が付きました。

え?せっかくの株主優待だし、優待券とか飲食品の方がお得じゃない?それに、QUOカードとかなんか無機質だし、あんまり魅力感じないよ…。
そんなことないよ!QUOカード優待の銘柄に投資するメリットは結構あるんだ!今回はその辺について解説していくよ!
クオカードとは?

クオカードは約6万の店舗で利用できる、全国共通のギフトカードです。
おつりが出ないこと以外は、ほとんど現金と同等に使うことが出来、残高不足の際は現金と併用して利用することも出来ます。
最近ではセブンネットショッピング利用時に、購入の際、店舗受け取り・受け取り支払いにするとクオカードが使えるという裏技もあるようですから、案外利用できる幅は広がってきている感じです。
※参考サイト:QUOカード(クオカード)をネットショッピングで使う裏技!有効な使い道
株主優待にQUOカード・ギフトカードがある銘柄に投資するメリット
株主優待にQUOカードを配布している銘柄に投資するメリットは以下のことが挙げられます。
- 総収益の増加
- 比較的低リスクな銘柄選定
- 中長期の投資計画を立てやすい
- ポートフォリオの分散がしやすい
- QUOカードには有効期限がない
それぞれ、少しずつ掘り下げていきましょう!
1.総収益の増加

個人的にはこの要素が最も大きなメリットだと考えます。
株式投資において、ほとんどの場合、保有する銘柄の企業から配当金を受け取ることが出来ます。
この配当金受け取りの際には、特定口座で受け取る場合には、およそ20%程度が税金として引かれてしまいます(例:配当金1500円受け取る場合、引かれる税金は1500円×20%=300円。従って自分が受け取れる金額は1500円ー300円=1200円になります)。
しかし、優待品には税金が掛からないので、QUOカードの金額がその金額のまま手元に入るため、その分、収益は増えることになります。
以下に例を挙げてみましょう。
- 税引き前の配当金1500円でQUOカード優待無しの場合
- 税引き前配当金:1500円
- 配当金にかかる税金:1500円×20%=300円
- 自分が受け取る配当金:1500円ー300円=1200円
- 税引き前の配当金1500円で500円分のQUOカード優待がある場合
- 税引き前配当金:1500円
- 配当金にかかる税金:1500円×20%=300円
- 自分が受け取る配当金:1500円ー300円=1200円
- QUOカードと合わせた総収益:1200円+500円=1700円
こんな感じで、同じ額の配当金を出す銘柄でも、株主優待のQUOカードの金額分、収入が上乗せされるよ!
2.比較的低リスクな銘柄選定

ここで問題ですが、QUOカードを発行するためにどのくらいコストを使うのか分かりますか?
QUOカードオンラインストアによると、500円分のQUOカードを発行するために、最低でも1枚当たり530円のコストがかかります。
また、企業としては自社のPRにも繋がるため、オーダーメイドでデザインを発注していることも少なくありません。もちろん、そうなればコストは上乗せされます。
このような余分なコストを株主のために捻出することが出来る企業と捉えることも出来、それが出来るくらいの余裕のある企業とも言えます。
従って、財務状況が比較的健全で、配当金・優待制度を維持してもらいやすい企業であると判断できるので、比較的安心感を持って投資をすることが出来るでしょう。
ただし、ホントに財務健全な銘柄なのかは、それはそれでしっかり分析しようね!
3.中長期の投資計画を立てやすい

株主優待制度は一定株数を権利落ち日までに保有していればすぐに優待を受ける権利を得るものもあれば、1年以上保有しないといけないものや、3年以上保有するとグレードがアップするものなど様々な条件があります。

株主優待を早めに貰いたいのに、その間に値下がりするかもしれないし、お金を人質に取られてるみたいで嫌だなぁ~…。
と思う人もいるかも知れませんが、逆に考えれば、中長期間に渡って株のホールド力を高める要因になるとも言えます。
株価が上がるか下がるか分からないけど、現金のままだったら増えることは絶対にないよね!優待目的の投資は、長期保有するための練習と捉えることも出来るよ!
4.ポートフォリオの分散がされやすい

株主優待にQUOカードを配布している銘柄は実は数多くあります。僕も銘柄検索で活用している【株主優待ガイド】で是非検索してみてください。

検索すると分かると思いますが、様々なセクター(業種)の銘柄が検索結果に出てきます。
ここから数銘柄を選んで投資をするだけでも、様々なセクターへの投資をするきっかけになり、ポートフォリオの分散を強くしてくれます。
株式投資・資産運用の鉄則は「分散投資」!初心者程、セクターの分散はしっかりやろうね!
僕自身も23セクター49銘柄に分散投資してるよ!
5.QUOカードには有効期限がない

命題のままですが、QUOカードには有効期限がありません。これは数ある株主優待の中でも優秀な点です。
株主優待にはその企業が手掛けている製品や食材、サービスなどを受けられるものが一般的ですが、それらには大抵の場合、有効期限や賞味期限があります。
某テレビ番組で話題となった資産家・桐○さんの様子が分かりやすい例ですね。

©日テレ【月曜から夜更かし~2023元日SP~】
「明日までに使わないとただの紙切れになっちゃいますから、急いでます!」
と言って、見たくもない映画を観て、欲しくもないスーツを買って、優待券を使い切るために飲食店をハシゴしていた、あのオジサンです。
有効期限などがある株主優待は、投資銘柄数が増えるほどその辺の消費が大変なんですよね。
その点、QUOカードには有効期限が無いから、「使いたい時」に「使いたいだけ」「必要なもののため」に使えるよ!
まとめ
如何だったでしょうか?今回は株式投資の手法の中でも、株主優待投資の方針の1つの手段としてQUOカード優待の銘柄への投資をおススメしました。
QUOカードの活用場面は意外と狭いですが、税金のかかる配当金と違って、現金と同じように使えるにも関わらず、優待品なので税金がかかりません。
しかも有効期限もないというところが、使えるお店が実はそこまで多くないことのデメリットを補うメリットとしてあります。

でも、どんな銘柄に投資したら良いか分からないわ…。分析もなんだかややこしそうだし…。
そんな人には、QUOカード優待の銘柄で10万円以下で投資が出来る銘柄を徹底分析して選定している記事があるから、是非そっちも読んでみてね!
QUOカード優待の銘柄を購入して、夢の優待生活のスタートラインに立ってみましょう!
以下のリンク:BlogMapでは【月間TOP3記事】を紹介しています。是非覗いてみてください。

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