恋人と「そろそろ結婚を…」なんて考えて同棲を計画したり、カップルによっては結婚をしてから同居を始める…。なんて方もいると思います。好きな人、愛する人との新居生活にウキウキする方もいるでしょう。
そんな幸せ気分に水を差すのが、割と生々しい「お金の話」です。
本記事では、同棲・同居を始める前にパートナーとしておくべきお金の話を3つ紹介します。我が家の実例も併せて紹介するなど、なるべくイメージがつきやすい解説に努めますので、是非、最後までご覧になってください。
およその食費はどの程度(だった)か?
いくらお互いを好き同士のカップルであっても、元々は別の生活をしてきた「他人」であることを忘れてはいけません。
別の生活をしてきたわけですから、当然、生活費も異なります。
その「生活費」の中でもすり合わせが重要なのは、変動しやすい「食費」でしょう(※「趣味・交際費」は生活費には含みません。こちらについては後述します)。
独身時代に自炊の頻度が多かったのか、外食の頻度が多かったのか、食に対するこだわりがあるのかどうか、などですね。
僕自身は以前、下記の記事で紹介した「『食費を固定費に』作戦」で食費は4万円に固定していました。

また、妻との婚前同棲の際には食のこだわりとして、「お米は絶対に新潟県産コシヒカリ(5kgで1,400円程度)で!」と希望を出していました(当方、元新潟県民ですので笑)。
妻自身はお米の品種にこだわりがなかったので、快く受け入れてもらえました^^
あとは、「休みの前の日は飲酒の日」と決めていたことでしょうか?
対して妻の場合は、1人暮らし時代の食費がおよそ27,000円。僕自身と比較して食事量が少ないことや、仕事の疲労によっては夕飯を抜いていたことも影響しているようでした。
また、食材は出来るだけ国産のものを食したいことや、クックドゥ調味料を多用していたことなどがこだわりとしてありました。
妻は割と自炊を苦にしていなかった方ですね。対して、僕自身は残業が長引いた場合や、その日の気分で夕飯がファストフードになることもしばしばでした。
まとめると、以下の通りです。あくまでお互いの独身時代のお話ですね。

食費を安定させるなら、妻の主義に合わせることも受け入れられましたから、我が家では食費は妻が管理しています。
お金の話に限らず、食事は個人のQOL(Quality Of Life;生活の質)に大きく影響を与える部分ですから、食費についてはパートナーとしっかり共有しておいた方が良いでしょう。
趣味や嗜好品、交際費にどんなお金の使い方をしているか?
食費の他にQOLに関わる部分としては、やはり趣味や嗜好品、交際費でしょう。
この辺のお金に関しては、
パートナーには口を出されたくない!!
と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、この支出を上手く相談することが出来れば、パートナーとの信頼関係をより強固にすることも出来ます。自分の趣味にはどのくらいお金がかかって、どのくらいの頻度で行っているか、などですね。
特に「お互いの1ヶ月のお小遣いをいくらに」と設定する場合はむしろ話し合っておくべきでしょう。
またまた、我が家の例を出してみます。
僕自身はゴルフ、旅行、お酒にお金を使うことが多いですが、洋服などにはほとんどお金を使いません。洋服は年に1回買うかどうかのレベルです。
支出を計算すると大体以下の通りです。
- ゴルフ
- ラウンドはおよそ3ヶ月に1回程度で、1回あたり約6,000円のコースばかり
- 旅行(独身時代の話)
- 国内専門。
- 年1回で4泊5日の旅行。全体の旅費(移動・宿泊代・飲食代etc)はおよそ10万円が目安。
- 不定期で1泊~2泊の長距離ドライブ。交通費や宿泊費などでおよそ5万円くらい。
- お酒
- 基本はビール・日本酒・焼酎。
- 概算で年間10万円くらい。
- 年合計:ざっくり約25万~30万円。月ベースに均すと2~3万円。
対して、妻は友人とのカフェ代、旅行、洋服代にお金を使うことが多いようです。洋服代は職業柄、必要なものなので、お小遣いの中に要れなくても良いかな?とも思いましたが、「取り敢えずそれでやってみる」と言われました。
具体的な支出額は把握していませんが、およそ以下の感じです。
- カフェ代
- 2,000円~5,000円程度を月1回。
- 旅行(独身時代の話)
- 国内外どっちも。
- 毎年年末に海外旅行行ってた。旅費はざっくり50万円くらい。
- 旅行には金の糸目をつけない。
- 洋服代
- 職業柄(学校教員)洋服は必須。
- 高い物は買わないけど、安すぎるものも買わない。
- シーズン毎(四半期)に1回くらいのペース。1回あたり5,000円程度
- 年合計:ざっくり約60万円。月ベースで均すと約5万円。
このような話を妻としてみて、お互いに「旅行」の支出が多く、旅行では贅沢をしたいという結論に至りました。
このような話し合いをしたことで、お互いがどこにどういうお金を使っているかをなんとなく共有できますから、お互いの支出に不信感を持つこともありません(あくまで今のところは笑)。
資産管理の役割分担を決める
これまでは、どちらかというと「目先のお金の話」でしたが、こちらは「未来のためのお金の話」に繋がります。
時々、どちらか一方が財布を握って、もう一方に一定額を渡しているという方もいますが、お互いが100%納得・信頼している場合でないと、中々対等な関係でい続けるのは難しいでしょう。
我が家では、プロフィールにもあるように、資産形成は僕自身の役割で、妻が生活費全般を担っています。

我が家では資産形成は僕自身が一手に担っているのには理由があり、妻曰く、
普段の生活と仕事と今のお金と未来のお金のこと…。こんなにいっぱい考えられない!
ということなので、資産形成に関しては僕自身が担うことになりました。
僕自身が担うようになった要因の自己分析ですが、
- 普段からYouTubeなどでお金の勉強をしている(ツールは以下で紹介)姿を見せている。
- (その意図はなかったにせよ)生活防衛資金(約150万円)と結婚式資金(妻との折半。予算はヒミツ)を独身時代に貯めていた。
という実績があったからだと思います。信頼を得るには行動していることを見せることですね^^
普段から勉強に使っているツール
ちなみに、勉強のために視聴したYouTubeチャンネルは以下の二つです。

皆さんもお馴染み、オリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTubeチャンネルです。
ご本人も「お金関係のYouTubeチャンネルでは一番初心者向け」とお話ししている通り、投資素人の中田さんなりに噛み砕いた知識を発信されているので、そういう意味では分かりやすいです。
ただし、情報の精査に関しては、自分自身で判断するようにしましょう。
もう一つはこちらです。

「視聴者が本当の自由を手に入れるためのお金の知識を伝授するチャンネル」というコンセプトで情報発信されています。どちらかというと「初心者を中級者にするためのチャンネル」という感じです。
このチャンネルの良い所は、答えを簡単に与えてくれないところです。自分自身で考えて身になるように色々な知識や考え方を教授してくれるので、腹落ちしやすい所ですね。
このYouTubeチャンネルからお金に関する本も出てます。電子書籍もありますが、見やすいのは紙の本だとのことです(学長本人が言ってました)。
まとめ
如何だったでしょうか?以下、まとめです。
- パートナーとしっかりお金のことについて話し合おう。
- 話し合うべき「お金の話」は3つ。
- お金の話は自分とパートナーのQOL(生活の質)に直結する。
日本の離婚率の一番の原因は「性格・価値観の不一致」だそうです。
その「価値観」が如実に表れるのが「お金の話」ですから、少し話しにくい内容かも知れませんが、しっかり話し合うことをお勧めします。
逆に、普段からお金の話が出来る夫婦は離婚率が1/3まで下がるそうです。我が家も夫婦円満でいたいものです^^
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